コロナショックの状況 2020/4/12
今週も、コロナショックで基準価額がどう動いているか、確認します。
まずは、株式です。
3月30日の週はそろって急落したのですが、この一週間で再びそろって上げに転じました。
地域別に見てみます。先進国です。
株式が上がりましたが、REITがそれ以上に急騰しました。改めて俯瞰して見ると。3月23日の週から、上昇トレンドに変わったように見えないこともありません。
次に、日本です。
REITの、3月16日の週から3月23日の週にかけての騰落が目立ちますが、これを行き過ぎた騰落と考えると、3月16日の週から上昇トレンドに変わったと見えないこともありません。もう少し様子を見ないと、なんとも言えませんが。
最後に、新興国です。
新興国は、先進国や日本と異なり債券も下がっていたのですが、3月23日の週からそろって上昇に転じたように見えないこともありません。
次に、リーマンショックやSARSの際の動きを参考に、鳥の目で俯瞰して、今後の値動きを考えてみます。まずは、先進国株式です。
リーマンショックの時は、①で急激に下げた後いったん急反発し、再度②で大きく下げました。今回のコロナショックも②のラインに乗りそうだったのですが、先週③と大きく上げて、リーマンショックのラインから大きく乖離しました。先週までは、もう一段下がると考えていたのですが、回復基調に変わったように感じます。
回復状態になったなら、同様のウィルスだったSARSの際の回復Ⓑと同様の動きになると思いますので、このままⒸのラインで回復していくと予想します。
次に、日本株式です。
日本株式も、先進国株式と同様、②のラインで下落すると考えていたのですが、③のラインで回復基調に入ったように見えます。緊急事態宣言の効果次第ですが、感染者数が指数関数的に増加することがなければ、このまま回復していくような気がします。
Ⓐの回復基調が本物なら、SARSの際の回復ラインⒷの上昇率で回復していくと思います。あくまでも、緊急事態宣言の効果次第ですが、すごく楽観的に考えると、、Ⓒのラインで回復していき、6月半ばにはコロナショック前の基準価額に戻ると思います。
ここまで、すごく楽観的に、回復基調に入ったと考えているのですが、とは言っても、コロナショック以前の水準に戻るまではまだまだ時間がかかります。その間は、一定額でつみたてを続けていれば、口数を多めに買えるバーゲンセールが続きます。
先進国株式は、先週も、コロナショック以前の3割増しの口数を購入できました。
日本株式も、先週は、コロナショック以前の15%増しの口数を購入できました。
仮に、今年の始めから一定額の積み立てを続けていたとすると、コロナショックが発生しなかった場合と比べて、先進国株式で+17.5%、日本株式で+8.5%、多い口数を購入できたことになります。
楽観的な予想が外れて、再度、基準価額が大きく下がる展開になったとしても、口数をたくさん買える大バーゲンセールが延長されたと考えて、ゆるく気長に投資を続けていこうと思います。